普段会社におりますと色んな電話がかかってきますが、忙しくしているときに限って営業電話が多かったりしませんでしょうか?
私はスパッと「間に合ってます」「結構です」とか強い感じで断ってしまいますが、「社長は外出しておりまして」といつもきまり文句のように断っている先輩もいて、しつこく何度もかかってきたりすることがあります。
断り方に正解はないかと思いますが、断っても何度もかかってくるというのはどうなのかなと思うところがあり、電話営業をしている人に意見を聞いたりしながら効果的な断り方を探ってみましたので記事にしてみました。
断っても電話が掛かってくる方に対しても参考になるように、営業電話の効果的な断り方、断る際のポイント、営業電話をかけてくる人の心理、営業会社の業種別の断り方の例、気軽にできる断り方についてまとめてみました👍
営業電話の効果的な断り方
では効果的な断り方とはどのようなものであるかお伝えしていきましょう。
大まかに●主導権を握る●はっきり断るの両方を意識することが効果的となります。
●主導権を握るについて
こちらは、「必要なときにはこちらからご連絡させていただきます」とお伝えすることです。電話をかけてきた相手のペースに乗っていると何度もアプローチさせることとなります。相手が「改めて電話します」という形で終わらないようにしましょう。
●はっきり断る
現在は必要ありませんということを明確に表現するようにしましょう。電話で営業かけてきている相手も数多くの電話をかけております。
営業でありますので一度の断りではあきらめないケースが多いかもしれませんが、一貫して断る姿勢をあらわすことにより次の電話にいこうとするのが一般的であります。
営業電話を断る際のポイント
では、断る際に押さえておきたい5つのポイントをみていきます。
事前に会社の状況を把握しておく
前提としまして、電話を受ける際には営業電話と判断がつきづらい電話もあります。
そうした状況もありますので、以前電話がかかってきた方や本日かかってくるであろう方の電話については頭に入れておいた方がよいでしょう。もしくは、カレンダーやメモ帳にて電話中に確認できるようにするのがベストです。
ふたたび電話してくるような断り方はしない
かかってきた電話に対して、「忙しいですので」「担当者がおりませんので」といった断り方をするのはよくないです。
といいますのは、かけてきた営業マンには結論が出ないからです。通常電話営業会社はリストがありまして、コールした日や相手の反応、断り文句などを記入するようになっております。しかし、忙しいのでといった表現ですと断る理由にならないのです。
断るのに遠慮はいらない!営業マンの心理とはいかに
さて、今までは営業電話うける方の視点に寄せておりましたが、電話営業をしている営業マンはどのような心理なのか少し掘り下げてみていきましょう。
すべてのコールがうまくいくと思っていない
営業電話をかけている営業マンの目的は、提案を聞いてもらうアポどりがメインとなります。
事前にかける法人や個人のことをじっくり調べてから電話で営業をかけるケースととにかく件数を意識してかける電話営業があります。ですが、100件電話して100件ともアポイントが取れるわけではないです。
ですので、営業マンは数多くかけている中のコールリスト1つぐらいにしか思っておりません。
電話でも断りづらいなあと思う方もいらっしゃるかと思いますが、法人でなければ断るのに遠慮はいらないですよ。
決済者と話したい
営業電話をかける営業マンは、何とかして取引の権限者と話したいと考えております。
決済者を事前に調べてから電話してきたり、1回目の電話では決済の権限をもつ人の名前を調べようとすることがあります。
社長のことを知っている風な口調や知り合いのように話してくる場合があります。瞬時に判断がつかないこともあるかと思いますが、「少々おまちください」と保留にして社内の方に確認するようにしましょう。
冷静に考えるとわかりますが、知り合いでしたら携帯電話にかけるのが昨今ですと一般的であります。
ここですぐに「担当者にかわりますのでお待ちください」といった流れにもっていかないように気をつけたいです。
断り方の例~営業会社別
ここでは電話をかけている会社の業種別に断り方の会話例をお渡ししていきますね!
ちなみに、トークはあくまで一例となります、ご了承ください。
■人材会社の例
人材会社「お世話になっております。株式会社〇〇の鏡と申します。採用担当の方お願いできますでしょうか?」
電話受けた会社「はい。私ですが、どのようなご用件でしょうか?」
人材会社「はい!御社が〇〇ナビに掲載している求人を拝見してご連絡差し上げました。現在は、〇〇に特化した求人のニーズがあると思われますが、その場合に御社にとって今以上によりよい提案ができるとは思います。3分程お時間頂けますでしょうか?」
電話受けた会社「ご丁寧にありがとうございます。現状、応募も多数きておりまして、間に合っておりますので!もし何かありましたらこちらからご連絡差し上げます。」
人材会社「承知しました。最後になりますが、仮に〇〇な人材がおりましたらこちらからご連絡を差し上げるのは問題ないでしょうか?」
電話受けた会社「ありがたい話ですが、結構です!」
■不動産会社の例
不動産会社「初めまして、御社の土地にて売り物件看板を拝見させていただきましてご連絡差し上げました株式会社〇〇の杉山と申します。数か月前から看板を拝見しているのですが、お客様がご所有のエリアですと、様々なニースがあるとは思うのですが、お客様の土地にご興味がある方がいらっしゃいましたら、お会いしてお話できないでしょうか?」
電話受けた会社「他にお願いしているので結構です」
不動産会社「お付き合いがあるのは承知しておりますが、どのような会社が間に入るかによって価格というのは非常に変わってくる可能性がありまして、そのあたりだけでもお話できたらと思います。金額が大きいものですので、もし、他の会社と比較したことがないようでしたら参考にしていただけるとお役に立てるかと思います」
電話受けた会社「ありがとうございます。地元で代々お付き合いある会社になりますので、価格よりお付き合いに重きをおいております。また機会がありましたら、こちらから電話致します。」
■通信会社の例
通信会社「私、初めてお電話差し上げます〇〇株式会社の猿渡と申します。御社がご利用の通信機器について良い提案ができるようになりましたので、ご連絡差し上げました。通信機器のご担当様はいらっしゃいますでしょうか?」
電話を受けた会社「はい。私ですが、すべてお付き合いある取引先のものを使っておりますので結構です。」
通信会社「かしこまりました。現状よりも、料金が安くなって、御社ですと、〇〇の業種だと思われますので、〇〇の使用が多くなると思いますが今以上に快適になる提案がありましたら聞くだけ聞いてもよいと思いませんでしょうか?」
電話受けた会社「コストが安くなるのであればよいお話だと思いますが、取引先とはその他仕事でも深いお付き合いとなりますので大丈夫です。ないとは思いますが、必要でありましたら、こちらからご連絡を差し上げます。」
気軽にできる営業電話の対策
今までは断るのに電話を受けた方が時間をかけて対応する方法となりますが、業務の時間を奪われることとなります。
そこで、できるだけ時間をかけずにできる営業電話の対策について紹介していきましょう👍
現在の機器ですと、一度受けた営業電話は着信拒否に設定することができますので使用するのよいかもしれないです。ただし、何らかの事情で今後お付き合いすることが出るかもしれないですので、社内にてよく精査をした方がよさそうです。◆AIを導入
営業電話と認識すると電話を受け付けなくなるようなシステムを導入するのもよいかもしれないです。◆裏技
営業電話とわかった瞬間にガチャ切りも方法の一つとなります。携帯に直接かかってくる営業電話などはガチャ切りでよいでしょう。
稀に、切れてしまったのでと改めて電話してくる猛者もいるようです。
◆対応時間の設定
営業時間外には電話の受付をできないようすることで残業時には電話の応対ができないようにすることも1つの方法となります。
◆新規のご提案はメールにて対応することをHPなどで記載する
会社の方針によりますが、新規のご提案に関してましてはメールでのご連絡をお願い致しますと記載して、必要な場合はこちらからご連絡差し上げますとの対応にするのもよいかもしれないです。
最後に
今回は営業電話が必要ない方を対象に断り方をみてきました。
営業電話の断り方を見てきましたが、営業自体を否定しているわけではないですよ!
双方にメリットがある提案でしたら断る理由がないわけです。
世の中の経済活動、モノやサービスが流通していることの背景には営業活動が根底にあるわけですし、あらゆる職業に従事する方が間接的にも営業に携わっていると感じております😢