皆さんは、スペインで行われているサン・フェルミン祭の牛追い祭りをご存知でしょうか。
サン・フェルミン祭は毎年7月6日から7月14日に行われ、スペイン3大祭りの1つとして数えられています。
トマト祭り 死亡してしまう人がいるように、サン・フェルミン祭の牛追い祭りもかなり危険なお祭りとして知られていますね。
そこで今回は、スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りで死亡した人はいるのか、原因は歴史などを調査していきたいと思います。
スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りで死亡?
スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りは、人が街中から闘牛場まで牛を誘導しながら走り抜けるため、これまでに多くの死傷者が出てしまっています。
恐ろしいお祭りであるサン・フェルミン祭の牛追い祭りですが、近年では死者が出る傾向が低くなっており、2024年は6人が怪我をしただけで済んだそうです。しかし、2015年にはサン・フェルミン祭の牛追い祭りに参加していた人が10人も死亡してしまうなど、かなり危険なお祭りであることには変わりありません。
特に、観光客が怪我をしたりすることが多いので注意しましょう。
原因は?
スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りで死亡してしまう原因は、牛の角で刺されてしまうことが多いです。サン・フェルミン祭の牛追い祭りに参加している牛は気性が荒く、鋭い角を持っています。そのため、牛の角に刺されてしまうと、致命傷になり、命を落としてしまうようです。また、近くでお祭りを見ていた観光客も刺されてしまったケースがあるので、注意しましょう。
また、牛の角だけではなく、踏みつぶされたり、ぶつかったことで頭を打ったりしたことで命を落としてしまう人もいると報じられています。
スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りとは?
世界でも危険なお祭りとして知られているスペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りですが、どのようなことが行われているのでしょうか。
また、どういった目的でお祭りが行われているのかも気になりますよね。
それでは、スペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りの概要や歴史などを詳しくみていきましょう。
パンプローナで行われているお祭り
サン・フェルミン祭の牛追い祭りは、スペイン・ナバラ州のパンプローナで行われているお祭りで、毎年7月6日から7月14日の朝に行われています。
何百人という人が闘牛、雄牛それぞれ6頭ずつの前を走り、闘牛場へと続く825メートルを駆け抜けていくというお祭りです。
コースがそれほど長くないので3分ほどで終わってしまいますが、体や角が大きい闘牛の前を走るのはとても勇気がいります。
18歳以上であれば、誰でも参加することができますが、危険性を理解した上で参加するようにしましょう。
12世紀頃には行われていた?
サン・フェルミン祭の牛追い祭りは、元々はパンプローナの守護聖人である聖フェルミンを称える儀式が起源であったと考えられており、12世紀頃には既に行われていたそうです。
そして、16世紀頃からは闘牛用の牛を農場から闘牛場に移動させる際に、若者が先頭を走るようになったことが牛追い祭りの始まりであるとされています。
地方のお祭りであったサン・フェルミン祭の牛追い祭りが有名になったのは、アメリカ人作家であるアーネスト・ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』の舞台になったことが関係しているようです。
まとめ
今回はスペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りで死亡した人はいるのか、原因や歴史などについて調査してきました。
サン・フェルミン祭の牛追い祭りはスペイン3大祭りの1つとして数えられていますが、毎年、死傷者が出てしまうほど危険でもあります。サン・フェルミン祭の牛追い祭りの死亡理由は、牛の角に刺されたことやぶつかったことで頭を打ったことなどが原因です。
毎年、多くの観光客が訪れるスペインのサン・フェルミン祭の牛追い祭りですが、とても危険なので、参加するかは慎重に判断する必要があるのではないでしょうか。