大手牛丼チェーンといえば、すき家と吉野家の名前が挙げられると思います。すき家も吉野家も安くて美味しい牛丼を提供しており、コンセプトなども似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
また、すき家と吉野家のどっちがおいしいのかも気になりますよね。
そこで今回は、すき家と吉野家の違いやうな丼の比較、どっちがおいしいのかを調査します。
すき家と吉野家の違いは何?
日本を代表する飲食チェーン店であるすき家と吉野家は、同じ牛丼をメインに取り扱っており、価格帯や期間限定メニューなども似ていることが少なくありません。しかし、2025年9月現在、すき家が牛丼チェーン店の中ではトップに君臨していると言われています。
ちなみに、業績では他社を圧倒してしているすき家ですが、オープンしたのは1982年で、吉野家の1959年というタイミングに比べるとかなり後にできたようですね。
どちらもおいしい牛丼を提供していますが、すき家と吉野家の違いは何なのでしょうか。
ターゲット層
すき家と吉野家の違いはターゲット層であるとされています。
すき家は女性や家族連れがゆったりと食事できるようにテーブル席を用意したり、子ども用の椅子を用意しているそうです。それに伴い、ヘルシーな牛丼やキッズメニューを開発するなど、幅広い層に対応できるようなバラエティに富んでいるのも特徴とされています。
それに対して、吉野家はサラリーマンなど中高年層の男性をターゲットにしており、早くておいしい牛丼を提供できることに重きを置いているそうです。そのため、店内もサラリーマンが利用しやすいようになっています。
メニューの豊富さ
ターゲット層が異なるすき家と吉野家ですが、メニューの豊富さにも違いがあるようです。
2025年9月現在、両者が展開している牛丼メニューを比較してみても、すき家は12種類、吉野家は9種類となっています。
さらに、すき家ではミニ盛りからメガといったサイズがあるだけではなく、ライトと呼ばれるご飯の代わりに豆腐が使用されているメニューがあるのが特徴です。一方で、吉野家にも小盛りから超特盛りといったサイズがありますが、すき家ほどの豊富さはなく、子ども用のメニューなどがないのも違いになっています。
立地
すき家と吉野家は日本国内にどこでもありそうなイメージがありますが、両者では立地にも違いがあるとされています。
オープン当初からすき家はロードアウト、郊外に出店することが多く、ファミリーや女性が入りやすいような場所に多く展開されてきました。一方で、吉野家はサラリーマンなどが多くいる駅前や繁華街などに出店していることが多いです。
どちらも似たような外装などもしていますが、駅前や繁華街は子供を連れたり、女性1人で入ったりするのはややハードルが高いかもしれないですね。
価格
同じ牛丼を提供していますが、すき家と吉野家では値段に違いがあります。
まず、すき家の並盛りの牛丼は税込450円となっていますが、吉野家の場合は498円です。このように両者では違いがあり、やや吉野家の方が高くなっています。ただ、吉野家は昔ながらの牛丼を追求した味と言われているので、拘りが強い分だけ高くなってしまっているのではないでしょうか。
味
すき家と吉野家では味にも違いがあるといわれています。
すき家は生姜が強めに効いているのが特徴だと言われており、お肉も脂身が少ないのでサッパリとした味わいです。
一方で、吉野家の牛丼はパッと見は味が濃そうな感じがありますが、マイルドで牛肉のおいしさや玉ねぎの甘さが全面に出てくるような味付けになっています。素材本来の味を強みにしているので、脂身も多くジューシーな牛丼になっているそうです。
すき家と吉野家のうな丼も比較!
すき家と吉野家は基本的には牛丼を販売していますが、カレーやすき焼きといった商品も取り扱っており、土用の丑の日などにはうな丼も提供しています。どちらも本格的なうな丼を楽しむことができますが、値段や味、重量などはどうなっているのでしょうか。
それでは、すき家と吉野家のうな丼を詳しく比較していきましょう。
うな丼/すき家
すき家ではベーシックなうな丼から、牛丼が一緒に盛り付けられているうな牛や温泉卵がトッピングされているおんたまうな丼といった商品があります。
スタンダードなうな丼の値段は、並盛りで980円となっており、うなぎの重量は67g、サイズは幅7.5cm、長さが11cmとなっているそうです。
すき家のうな丼はご飯にもしっかりとタレがかかっており、柔らかすぎず、堅すぎない焼加減となっていて冷めても惜しいと言われています。
鰻重/吉野家
吉野家のうな丼はどんぶりではなく、高級感のあるお重に盛り付けられており、うなぎが贅沢に1枚使われているのが特徴です。そのため、吉野家の鰻重はすき家に比べてうなぎが約1.5倍大きく、ふっくらと焼き上げられた身とタレの相性は抜群だと言われています。
値段が1枚盛りで1,251円とやや高めに設定されており、変わり種の商品はないですが、本格的な味を楽しむのであれば、吉野家が良いのかもしれないですね。
すき家と吉野家どっちがおいしいの?
すき家は牛丼チェーン店の中でトップに君臨していますが、吉野家とはどっちがおいしいのでしょうか。
また、牛丼だけではなく、うな丼もどちらがおいしいのか気になりますよね。
それでは、すき家と吉野家はどっちがおいしいのか探っていきましょう。
好みによる
すき家と吉野家はどっちがおいしいのかということは断言することはできず、好みによって分かれるのではないでしょうか。
上記でも紹介したように、すき家は生姜が強く、脂身が少ないのでサッパリとした牛丼となっています。それに対して吉野家の牛丼は牛肉の旨さが感じられ、甘さのある玉ねぎとの相性が抜群であることが特徴です。
そのため、あっさり系であればすき家、伝統的な牛丼であれば吉野家となるのではないでしょうか。
うな丼は吉野家?
牛丼に関しては甲乙付けがたいですが、うな丼の場合は吉野家に軍配が上がるのではないでしょうか。
すき家のうな丼もおいしいですが、吉野家はお重に盛り付けられ、うなぎの重量感が感じられる一品となっています。そのため、味やボリュームでは吉野家、コスパを重視するのであればすき家と好みが分かれるのではないでしょうか。
まとめ
今回はすき家と吉野家の違いやうな丼の比較、どっちがおいしいのかを調査しました。
すき家と吉野家の違いは味や価格だけではなく、コンセプトやターゲット層に違いがあります。ただ、どちらの牛丼も非常においしく、どっちが良いかは好みの問題ではないでしょうか。
また、すき家と吉野家で販売されているうな丼、鰻重は専門店よりも安く食べられるので、行ってみても良いのではないでしょうか。