皆さんは、青森県に3つの方言があることをご存知でしょうか。
青森県には津軽弁、南部弁、下北弁の3つがあります。その中でも最も有名で、聞いたことがあるのは津軽弁ではないでしょうか。
青森県の方言である津軽弁は、同じ日本語とは思えないほど使われている言葉が標準語と異なり、字幕がないと意味が分からないですよね。そんな津軽弁はかわいいという意見やフランス語と似ているという噂もあるそうです。
そこで今回は、津軽弁はかわいいのか、フランス語と似ているというのは本当なのか、標準語と比較などをしていきたいと思います。
津軽弁はかわいい?
津軽弁は日本の中でも特に訛りが強い方言として有名で、人気バラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』でも特集を組むほどです。
実際に津軽弁を聞いてみると、標準語に慣れている人は全く何を言っているのか分かりません。
しかし、使われている単語や話し方、イントネーションのせいか、津軽弁は親しみやすく、かわいいと思ってしまいます。津軽弁は破裂音が多く、単語に「ぇ」が入るためか優しく聞こえ、そういった部分がかわいいと感じられる要因なのかもしれません。
また、津軽弁を話している人の人柄なども関係しているのかもしれませんね。
津軽弁はフランス語と似ているって本当?
訛りがとても強く、意味が分からないことが多い津軽弁ですが、フランス語と似ているのではないかという噂があります。
日本を飛び越えて、フランス語に似ているなんてことがあるのでしょうか。
実は津軽弁と西諸弁は独特なアクセントや抑揚の付け方が似ているという特徴があります。宮崎県小林市がPR動画として、フランス人が西諸弁を話すという動画を作成し、大きな話題になりました。
動画を見てみると、フランス人がフランス語を話しているように錯覚してしまいます。
では、津軽弁とフランス語はどういった点が似ているのでしょうか。
イントネーションが似ている?
津軽弁といえば、独特なアクセントと抑揚の付け方が特徴ですよね。フランス語もしっかりと聞いてみると、他の言語にはないアクセントや抑揚の付け方があり、津軽弁と似ている気がします。
こういったアクセントや抑揚だけではなく、津軽弁とフランス語は音の発し方や話し方も似ていると言われています。
フランス語はゆったりと独特のリズムで、ボソボソッと話すイメージがありますよね。津軽弁も同様にボソボソッと、単語同士が繋がったように話すことがあり、こういったことが関係し、似ていると言われるのかもしれません。
津軽弁と標準語を比較してみた!
津軽弁は同じ青森県の人でも訛りが凄すぎて伝わらないことがあると言われるほどの方言ですが、標準語とは比較した場合、どうなるのでしょうか。
津軽弁の中でもなんとくなくで伝わるものと全く分からないほどクセが強い言葉があるそうです。
それでは、津軽弁と標準語を比較していきたいと思います。
比較的簡単な津軽弁
津軽弁の中で比較的簡単な単語と標準語を比較していきたいと思います。
津軽弁 | 標準語 |
いねいね | いいよ |
けっぱる | 頑張る |
しゃっこい | 冷たい |
あめっこ | 飴 |
あんぶね | 危ない |
あがね | 開かない |
あぶら | ガソリン |
このように、比較的伝わりやすい津軽弁であれば、意味が何となくで伝わってきます。しかし、津軽弁であぶらはガソリンというのは、勘違いしてしまいそうですね。
飴をあめっこというのは可愛らしく、津軽弁がかわいいと言われる理由なのかもしれません。
難易度MAX
難易度MAXな津軽弁にはこのようなものがあります。
津軽弁 | 標準語 |
うずげる | 甘える |
かに | ごめん |
め | 美味しい |
ばくせ | 悔しい |
へずね | 苦しい |
くつぐ | 噛む |
さすねぇ | うるさい |
からきじ | わがまま |
難易度MAXな津軽弁はさすがに、難しすぎますね。めやからきじ、ばくせなどは全く違う意味かと思ってしまいます。
まとめ
今回は、津軽弁はかわいいのか、フランス語と似ているのは本当なのか、標準語と比較してみた結果などを紹介してきました。
津軽弁は破裂音がかわいいく、独特な言葉が使われているのでかわいいと感じるのかもしれません。また、津軽弁とフランス語が似ていると言われるのは、独特なアクセントと抑揚の付け方が近いからなのかもしれませんね。
津軽弁と標準語を比較してみましたが、意味が全く違うものも多く、外国語に感じてしまうのも納得なのではないでしょうか。
是非、津軽弁はかわいく、フランス語にも聞こえるので聞いてみて下さい。