「その節は」の正しい使い方を忘れていませんか?例文も紹介するよ

その節は

この記事を読むと
✔「その節は」の基本的な情報から使い方まで約1~2分ほどで把握できます

ビジネスでの会話や目上の方とのコミュニケーションにおいて『その節は~』と話したり話されたりすることはありませんでしょうか❓

その節はありがとうございます」と、社交辞令のように使っていることが多いですよね。

お客様先で「その節はありがとうございました」とよく使っていたのですが、あるとき相手の反応が「いまいちじゃない?」そのように感じることがありました。

気になって色々調べた結果、使い方に問題があるとわかったんですよね😣

そうしたことを踏まえつつ、「その節は」について基本的な意味や使い方や間違えやすい使い方、例文などをまとめてみました。是非とも参考にしていただければと思っております👍

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『その節は』って、ビジネスでは意外と使うことが多いだけに、誤った使い方をしていると恥ずかしいよね

「その節は」基本的な意味

その節は

読み方:そのせつは

意味 :話し手と聞き手の双方が過去の出来事の接点をきっかけにした言い回しの一部

その節は」ですがまずは「その節」に関して辞書的な意味から見ていきましょう。

過去のある時点、ある出来事。話して聞き手が共に関わっている事柄を指し、「その節はどうも」などと言うように用いられる。

「その節は」の使い方!

こちらでは「その節」の使い方をご紹介しましょう。

~使い方4選~
❶目上の方へ

❷挨拶で使う
❸お礼で使う
❹謝罪で

❶目上の方へ

ビジネスや改まった場面では目上の方に対して用いることができる言い回しとなります。「その節は~」と敬語表現を合わせると色んな言い回しとなります。

❷挨拶で

「その節は~」という言い回しは、先日接点があった方への挨拶として使うことができます。「その節はどうも!」と気さくな感じでもオッケーですよ。

❸お礼で

ある出来事で関りがあったことに対して有難うございましたと伝えることができます。例えば、「その節は大変お世話になりまして有難うございました。」といった感じです。

❹謝罪で

「その節は」のあとに「ご足労おかけして申し訳ございせん」を合わせると謝罪にもなります。

間違いやすい使い方

ここでは一般的に間違いやすい用いられ方について解説していきましょう。

未来については用いない

基本的にはお互いに認知している過去のある出来事について、「その節はお世話になりました。」や「その節はどうも」と用います。ですので、未来のことについて述べるものではありませんのでご注意ください。

何十年も前には用いない

ある程度は過去のことに関して用いることになりますが、何十年ぶりにお会いして「その節は本当に有難うございました。」と話すと相手が何のことを話しているのかわからない可能性がありますので避けたほうが無難でしょう。

もし話した後に相手が「ん・・❓」とわかないような表情でしたら、「結構前にはなりますが、〇〇さんとこういうことがあったんですよ。本当に感謝しております。」と具体的なエピソードを述べて簡潔に説明するようにしましょう。

「その節は~」を用いた例文

「その節は~」を用いた文例を10選ご紹介しましょう。参考にしてみてくださいませ。

その節はどうも!
その節は大変お世話になりました。
その節はご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
その節は大変お世話になりました。
その節はご招待いただきましてありがとうございました。とても楽しい時間でした。
その節は納入遅延となりまして誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
その節は無理なお願いをお引き受け頂き有難うございました。
その節は私の失言でご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。二度とこのようなことがないように、今後気をつけますのでお許しくださいませ。
その節は結構なお品を頂きまして、家族一同感謝しております。
その節は息子の受験の件で大変お世話になりまして有難うございました。

類語

ここからは「その節は」と似た言葉について時間軸別にピックアップしてみました。

将来について

■その際は■
将来、つまり、未来のことに関して表す言葉です。

過去について

■先日は■
一般的には3日~1か月前までの過去について指すことばとなります。「先日は~」という文を「その節は~」に置きかえることもできます。

将来と過去を含む言い回し

■その折は■
将来のこと及び過去のこと両方を表すことができる言葉となります。文脈でこれからのことを指しているのか、未来のことか判断することができます。

「その節は~」を英語で表現するとどうなるの?

では英語で「その節は~」を表現した例文をみてみましょう。

●Thank you for all your help on that occasion.

●Thank you very much for taking care of son on that occasion.

最後に

その節は有難うございました。」といってもピンとこない方がいたのは、自分がイメージしているその節の内容と相手がイメージしている内容が一致していない場合ですよね⁈

その節は~」というのは色んな場面で使えるものの、ある意味で抽象度が高い言葉ともいえそうです。ある程度、距離を保つことができますが、誤解されそうなときはできるだけ具体的にお伝えするか、相手の表情見ながら言葉を付け加えて補足説明したいところです。

でなければ「コミュニケーションプロブレム」と言われてしまいかねないですね。きちんと相手がイメージしていることと自分のイメージしていることが一致するように会話のやりとりを意識したいと改めて感じさせられました😁

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この記事を書いた人
ダツモヤ

ブログの管理人を行いながら執筆も担当してます。
色んな人の話を聞くのが好きで好奇心旺盛。実体験も踏まえつつ、日常のふとした疑問や気になることを解決できるような発信を目指しております。「よりよき日常」「ユーモアを身にまとう」がモットー!
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