旅費の昔の言い方!使われていた時期から事例までご紹介します

旅費の昔の言い方!使われていた時期から事例までご紹介します

この記事を読んだら
旅費』の昔の言い方がわかります
旅費の昔の言い方』をイメージしやすくなるでしょう

100歳近いおじいちゃんが毎週色んな所に観光に行ってるだけでなく、いまだに私よりお酒が強いのには驚きを隠せないわけであります😢

年一回ほどしか会わないので、晩酌に付き合っていたわけですが、『毎週旅行にいけるのはね~!〇〇だからだよ』とのお金の話から、『旅費』そのものについての講釈が始まったので「うんうん!」と聞いていたんですが、、

「ちょっと~」と席を外したきり戻ってこず、寝てしまっていたようです💦

その後は中途半端になった旅費の話題を晩酌のおつまみに、いろいろと調べておりました。

おじいちゃんとは旅費についての話題はそれっきりになっちゃいましたが、『旅費の昔の言い方』がちょっと面白そうだったので備忘録的にまとめてみましたよ~😂

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『旅費』の昔の言い方とは!

『旅費』といえば、言葉のまんま「旅行に関わる費用」であります。注意したいのは、業務のための出張旅費のことも指しますよ~

ではでは、本題の昔の言い方ですが、、

路銀(ろぎん)
路用(ろよう)
路金(ろきん)

どうでしょうか?

知らなかったぁ」という方が多いと思います。当たり前に使われている『旅費』と異なり、【路銀】や【路用】、【路金】は見慣れないはず。

言い方がきつい人 特徴

漢字はそこまで複雑ではないんだけど、とっつきにくさがありますよね~💦

ぶっちゃけ、中国語にも思えてしまうのは不思議なんですよね

これらは今使われることが少ないので、昔の言い方の認定をさせて頂いてもよろしいでしょうか?

「オッケイ」との声が聞こえて参りましたので、認定となります。

うん!じゃあ~、次の章では【路銀】&【路用】がどのような背景であったのか!使用例についてもご紹介していきましょ~👍

使われていた時期&例をご紹介!

こちらでは【路銀】&【路用】&【路金】が使われるようになった時期を探りながら、背景やどのような使われ方をしていたのか?迫っていきましょう。

いつ頃から使われていたのか?

まず、路銀】&【路用】&【路金がいつ頃から使われていたのか?探っていきたいと思います。

使用されていた時期を探っていくうえでポイントになってきそうなのは、

①路銀や路用が記載されている過去の書物②「旅行」という言葉が広まった時期

を確認するのがヒントになりそう。

まず、①になります。辞書頼みですよっ!

下記は、1780年に記された浄瑠璃(三味線とセリフや歌などでの語り物)からの引用です。

「路用を準備することができないだろう~」というニュアンスになりますよ。

「路用の拵へに手詰まり」※浄瑠璃・新版歌祭文 (1780)

引用元:路用 精選版 日本国語大辞典

他にも、、

「路銀」が1686年には使われておりますね~👌

「侘びたる旅人は路銀をだにもたず」※浮世草子・浅草拾遺物語(1686)

引用元:路銀 精選版 日本国語大辞典

調べた限りでは、1686年~は使われていることがわかりましたね。1686年は江戸時代真っ只中!

ということで、江戸時代頃には【路銀】や【路用】が用いられたと推測できます。

②次に「旅行」ですが、特に江戸時代は街道が整備されたりして旅行が一般的になったともいわれております。遠方や宿泊した旅行が江戸時代後期に広まったと言われております。

使用例

では、【路銀】がどのように使われていたのか?事例をご紹介しながら理解を深めていきましょう。

江戸時代の貨幣は金・銀・銭の3種類でありました。江戸時代は数学も普及しておりそろばんで計算が行われておりました。江戸時代に使われていた帳簿の交通費の欄には【路銀】が頻繁に出てきます。

帳簿には交通費の項目があります。その内訳のなかに「路銀」が出てきます。ただ、【路用】や【路金】は目にしなかったので【路銀】が使われる割合は多かったのではないかと推測しております。

※今後わかり次第追記する予定ではございます

例:

~江戸で用いられていた交通費一覧~
■駕籠(かご)代・・人が入っている籠を担いで運ぶ乗り物。基本は金での支払いがベースになる高額経費と考えられます

■運賃

■舟賃・・・モノを舟で運ぶ料金

■瀬とり・・・船から船への荷物の積み替え。

路銀・・・旅費のこと。大阪行の路銀乃滞在費などと記載されていたようです。

最後に

江戸時代に用いられていた交通費で単価が高いのは駕籠代のようですね😄

現代版タクシーでしょうか❓

明治時代に入って鉄道ができれば交通の利便性はグッと上がるとは思いますが、駕籠に乗って移動は運ぶ人相当きつそうですね😂

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この記事を書いた人
ダツモヤ

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