「転居」の古風な言い方!意外とイメージしやすいものばかりだった

「転居」の古風な言い方!意外とイメージしやすいものばかりだった

この記事を読むと
転居の古風な言い方を知ることができます

引越してから1~2か月で転居通知を行うことになりますが、最近は「引っ越しました」とメールで簡単に済ませてしまうことが多くなりました😊

今となっては転居通知がどこか伝統的で古き良きと感じつつも、目上の方にかしこまって、引っ越したことを伝えるとき、”引っ越し”ではなく「転居」という言葉を選んでしまいます。

よくよく考えたら日常生活でも「転居」を使うことがあります。”引越”が一番多いとは思いますが、同じ市や区内で引っ越した後に役所で行う「転居届」!

こうしてみると「転居」はまだまだ使われていますね。では、「転居」より古風な言い方って何があるのでしょうか❓

個人的に引越し回数が多いだけにこうした疑問が湧いてきてしまったので、『転居の古風な言い方』について色々調べてまとめてみましたよ~👍

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「転居」の古風な言い方

さっそく進めていきましょう。時代を遡っていくと、このような言い方がありますよ。

宿替え
家移り(屋移り)
転宅

宿替え

宿替え(宿替)は、住むところを変えること

やどの語源はyanto(家[ya]+戸[to])と言われてます。
※参照元:Wiktionary やど より

「宿」という言葉は寄宿・下宿・宿泊など寝泊まりする意味で使われることがありますが、引っ越しすることを『宿替え』という人はほとんどいないでしょう。言い方として一般的ではないですね~。

あえて、話に強弱や色をつける目的で使う人はいるかもしれませんが。

モヤ男

癖の強い年配のおじさんに「おっ~!宿替えしたんや⁉」とか言われたことがあるかもしれない…..(笑)


~雑学~
ここからはちょっとした雑学になりますが、「宿」という漢字は、会意文字になります。

会意文字というのは2つ以上の漢字を合わせて別の意味を表す漢字のこと。

簡単な例だと、「木+木+木」 → 「森」

木と森は異なる意味ですね。

では、宿はどうでしょうか?

漢字の成り立ちも含めてこちらをご覧ください☟

宿について

宿を分解すると、「ウ冠」+「人」+「㐁(百に変わっていますが)」となります。つまり、家の中の敷物に人が横たわっていること。住まいと言えます。

宿が替わるというのは、転居(=引越し)を指します。

家移り(屋移り)

家移り」や「屋移り」、言葉のままの意味なのでイメージしやすいかと思います。読み方は[いえうつり]、[やうつり]。

では、いつごろに使われていたのでしょうか?

あくまで推測することにはなりますが、江戸時代以降には「引越しするという」の言い方の1つであっただろうとされます。

理由の1つとして、江戸時代以降には”屋移り粥”という引っ越し祝いを行う風習があったとされるから。
参照元:世界大百科事典(旧版) 屋移り粥 より

※屋移り粥とは、新築祝いで住民が歌いながら粥を巻いて祝うこと

転宅

転宅」。こちらも転居の古風な言い方です。

意味は漢字のままです。「宅」は住まいのこと。

「転宅」という言葉は古典落語(江戸時代~明治大正時代にかけてつくられたもの)の演目でもあります。

どのような落語なのでしょうか?

「転宅」ということなので引っ越しに関する物語です。ある一家が引越しすることになります。金銭的な余裕がなく思考を巡らせることに!

引越し費用の負担を減らすために、色んな人とやりとりしたりトラブルを起こすさまが面白く描かれる落語となります。

「転宅」がテーマの落語です。音声ベースですが参考までに聴いてみるのもよいかもしれませんね👌

最後に

転居の古風な言い方』をサクサㇰッとみてきましたが、いかがでしょうか?

どれも、随分前のものであったのに意外と身近に感じられるものが多くありましたね~。

話すときには使いづらいんですけど、文章では使えそうなものばかり。ストックしておこうと思います。

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この記事を書いた人
ダツモヤ

ブログの管理人を行いながら執筆も担当してます。
色んな人の話を聞くのが好きで好奇心旺盛。実体験も踏まえつつ、日常のふとした疑問や気になることを解決できるような発信を目指しております。「よりよき日常」「ユーモアを身にまとう」がモットー!
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