ここ最近、少し暑くなってきたので夏のことを考えているメッセージ室長ダッツです!
ちょっと前に「向暑の候」の特集を組んだときに、夏を迎えるうえで「向夏の候」という時候の挨拶があることを思い出したんですよね!
まだ時候の挨拶を使い始めの頃はついつい書き間違えてしまったが、意味も比較的似ていることもありまして、メッセージ研究室にはもってこいの特集ネタとなってしました(笑)
ですので、これを機に「向夏の候」を使う時期、ちょっとした雑学も調べてまとめてみたよ👍
基本的な情報
向夏の候
読み方:こうかのこう
意味 :(本格的な)夏に向かうこの頃※時候の挨拶で用いられる
比較的やんわりとした上品なニュアンスも感じる時候の挨拶ではありますので、少し覚えておくとよいとおもいます。
いつからいつまで
まずは結論から
6月中旬~下旬に用いることが多いみたいだね
時期の考察について
今回にかぎりまして時期を考察するにあたり気になることを2つの視点からまとめてみましたので時期を考えるにあたり参考にしてくださいませ!
❶向夏の候の夏がさしている時期
まず「向夏の候」時期を把握するには向夏の言葉に注目するのが自然の流れにはなります。
「向夏」を分解しますと「向」と「夏」から構成されていることになりますが、ここで重要なのは「夏」がさしている時期や意味であります。
時候の挨拶では通常「春・夏・秋・冬」は二十四節気の時期をもとにされておりますので、ここでの夏がその通りでしたら、立夏が5月5日頃になりますので、それまでに使うことになります。
ですので、6月下旬に用いられることが多いことを考慮しますと、「夏」の時期は・・・・
本格的な暑さをあらわす小暑(7月7日頃)~大暑(7月23日頃~)の時期と考えるのが妥当と見解になりました!
❷「向夏の候」を説明している文献が少ない?
次に「向夏の候」の文献が少ないということです。
可能性としましては、向夏の候の時候の挨拶ができたのが比較的新しい可能性もございます。
この場合ですと、夏があらわす時期は、世間一般の季節感でいうところの7月~8月頃となります。
該当する文献が少ないためにメッセージ研究室で確認しております次第であります。今後情報が確認できましたら随時更新いたします。
※確認できる時期は未定となりますのでご了承ください
例文
ここでは、「向暑」をもちいた言い回しをご紹介しましょう👍
改まった・一般的な
・向夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・向夏の候、皆様にはいよいよご健勝のこととお慶び申し上げます。
やわらかい形式
・吹く風にも向夏をどこか感じてきましたね。
・まだ梅雨はあけておりませんが、向夏を強く感じる日差しが注いでおります。
向夏に際して
さて、手紙に書き入れるアイデアの参考になるような話題です!
こちらでは本格的な暑い夏を迎えるにあたりまして準備したいことを紹介いたします。
こちらは熱中症対策です。外出しているとき、急にくらくら、頭がふらふらめまいがなんてことも!多量の発汗により体内の塩分のバランスが崩れてしまい重症のおそれも。
わたしはいつも持ち歩いているよ~
●着脱衣しやすい羽織もの●
こちらは体調管理にかかさなかったりします。とくに通勤電車や職場は冷房がガンガンに効いております。暑がりの方には関係ないかもしれませんが、大衆で設定されている温度はこちらで買えることができません。
●夏越の大祓い●
夏に備えて、無事に夏を過ごすために半年間の穢れを祓う神事になります。
下記の記事でも紹介しておりますので参考にしてみてくださいませ。
最後に
今回は夏に向かっているときに用いる「向夏の候」という時候の挨拶にクローズアップしてみましたね。
実際には梅雨の時期とかぶってしまったりするときに、用いることができるので雨のイメージをさけたいときには有効に使うことができそうですね!
ただ、実際に向夏の候を用いる際には、実際の天候や状況を第一に考えましょう👌
例年と比べて早い時期に暑い日々が続いているのに、時期だけを考慮してもちいたりしないようにしましょう
せっかく品がよい時候の挨拶なので、ここぞというタイミングでうまく使って頂けると幸いです😊
※6月に用いる時候の挨拶をあれこれ記事にしておりますので合わせてチェックしてくださいね
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