深秋の候をじっくり消化!詳しい時期から季節感まで全部しっちゃおう

深秋の候

11月前後になりますと紅葉・黄葉が見られ秋の美しさが色濃くみられます。今回はこの時期に手紙やはがきを書くにあたり用いることがあります「深秋の候」についてみていきましょう😊

しかしながら、「深秋の候」のような漢文調の季節の挨拶は意味がわかりづらいことやいつからいつまで使うことができるのか?明確に線引きをしにくい節がございます。

仕事では会社宛・個人宛に手紙やはがきを書いておりますメッセージ部室長(自称)の私自身としまして管轄の手紙部門における時候の挨拶の領域には素通りすることもできないわけでありまして。

これから手紙を書く皆様ができるだけわかりやすく意味や使う時期をイメージしやすくできるようにまとめていきますので参考にしていただけますと幸いです👍

基本的な情報

色づく秋 イメージ

深秋の候

読み方:しんしゅうのこう意味 :冬への変わり目に自然に切なさ感じるこの頃※時候の挨拶にもちいられる

深秋に注目

深秋の候は「深秋」と「」のことばから構成されております。深秋の候に対するイメージを広げるために、ここでは「深秋」について辞書的な意味から少し掘り下げてみていきましょう。

冬に移ろうとする時期で、一年のうちでも自然の姿がいちばんものがなしく感じられるとき

引用元:weblio辞書

深まった秋。秋の末。晩秋。

引用元:精選版 日本国語大辞典

辞書的な意味では冬にうつりかわる秋のおわりの時期をあわらしていると記されております。

もう少し嚙み砕いて情景を想像しますと秋の日の暮れが早くなることがあります。きれいに赤や黄色に染まっていた山や木々も次第に落ち葉になっていく哀愁漂う様子などにもあいまって季節の移り変わりにをあらわすものとしてかなしくもありますと表現しているのではとおもいます。

いつからいつまで

うえの章では「深秋」にクローズして意味をみてきましたが、では実際に「深秋の候」を用いる時期はいつ頃でしょうか❓先に結論にいきましょう。

10月下旬頃~11月中旬頃

とさせていただきました。

漢文調の時候の挨拶旧暦の「春・夏・秋・冬」が基準となっておりますので、旧暦の冬の始まりである立冬(11月7日頃)の前日までが妥当だと判断できるかとはおもいます。もちろんそちらの考え方でもよいかとはおもいます。

しかしながら、30年単位で紅葉や黄葉の時期を調べましても(※気象庁生物季節観測のデータ参照)最近は紅葉・黄葉の時期が遅くなっている傾向がありまして、最近ですと関東に限っていいますと紅葉の見ごろが11月上旬~中旬となっております。ですので、立冬がはじまる時期よりすこし幅をみた結論としております。

深秋の意味であります一年で自然が一番もの悲しく感じる時期をあらわす落ち葉が本格的に始まるもの悲しさを感じる時期とは多少ずれますが、日の暮れが早くなることで哀愁を感じる時期にはなります。

その他は旧暦の秋の終わりをあらわす時期でとらえてよいとはおもいます。

全国各地の紅葉・黄葉

秋をあらわす代表例としては、やはり紅葉(かえで)や黄葉(イチョウ)です。各地で紅葉の時期は異なりますので特に注意したほうがよいでしょう。

一般的には北海道が早く、東北地方、北陸東部、関東地方、北陸地方、東海地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方という順番になることがおおいです。気温が高いほど遅くなる傾向がありますので、高低差や地域、年度によって時期は異なるといえるのではないでしょうか

紅葉の時期としましてはざっくりといえば北から南にかけておこなわれます。同時に気温によってもことなりますので、お送り先の天候や紅葉の状況について少し調べてみるのがよいかとおもいます

例文

それでは、実際に「深秋の候」を用いた季節をあらわす言い回しについてみていきましょう。合わせて、似た意味の言い回しも参考程度に!

「深秋の候」を用いた例文

●深秋の候、皆様にはいよいよご健勝のこととお喜び申し上げます。

●深秋の候、貴社におきましてはご清栄のことと存じ上げます。

「深秋の候」に似た意味の例文

●美しく色づきはじめた街路樹に秋の深まりを感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

●行く秋の寂しさを感じる季節柄、相変わらずご壮健でしょうか。

最後に

さて、今回は「深秋の候」についてみてきましたがいかがでしたでしょうか?時候の挨拶で用いる漢文調の言い回しに関しては、旧暦の春・夏・秋・冬の時期を基準としておりますので実際の季節感とのイメージが異なることを念頭に入れておかないと頭がもやもやしたままでしょう。

また、通常でしたら立冬がはじまる時期以降は用いない方がよいのでしょうが、温暖化等の影響もあるのでしょうか。過去30年スパンでみましても紅葉の見ごろの時期が遅くなっていることを加味しまして用いることができるのはいつまでの結論としては幅をもたせて立冬が過ぎた時期も含めております。(※こちらに関しましては個人的見解となりますのでご了承くださいませ)

最後になりますが「深秋の候」を用いる際には、お相手の方が用いるであろう季節感のイメージを意識してみること、必ずしも使わなくてもよいという柔軟な発想も持つことをおすすめいたします

ぜひとも「深秋の候」をうまくもちいて手紙を贈ることができるようお祈り申し上げます👍

※11月に用いる時候の挨拶をあれこれ記事にしておりますので合わせてチェックしてくださいね

11月の時候の挨拶を基本から解説!例文を用いてすぐに書けるよ!
「11月 時候の挨拶」について基本的な事項から解説した記事となります!時候の挨拶を書き出しの言いまわしから結びの言いまわしまでシチュエーション別に例文を用いてわかりやすくまとめております。例文を参考にすればすぐに手紙の時候の挨拶に使って頂けると思います。
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この記事を書いた人
ダツモヤ

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