「はい、会費徴収~!みんなお釣りないように揃えて持ってきてよ」
初めてお金を徴収されたのは小学校の時だったと記憶してますが、クラブ活動とかカンパなど!
払うことを拒否できず、当日であっても渡すのが遅かったりすると怒られていた気がします(笑)
『徴収』と聞くと皆が払っているから、払わないとダメだよね⁉と思ってしまう言葉でありますよね……🤔
案の定、あらためて辞書的な意味を確認してみますと、
徴収
意味:①金銭などをとりたてること。②国家や公共団体が法規に基づいて国民から租税や手数料、現品などを強制的にとりたてること。引用元:精選版 日本国語大辞典 「徴収」の意味 より
うん!やはり、”催促したり強制的に”のような強引なニュアンスがありますね。
こうした経験をしたこともありまして、子供たちからお金を預かったりする機会も増えたことで、自分はそうはならないようにしたいもの!
そこで、今回は『徴収の丁寧な言い方』についてあれこれとまとめてみましたよ~👍
「徴収」の丁寧な言い方
さっそく進めていきますが、まず「徴収」のニュアンスを保ちつつ、丁寧で柔らかいをするにはどのような言葉を用いるのがよいのかお伝えしますね。
ご負担
「ご負担」は負担の丁寧語になります。なぜ『負担』という言葉をチョイスしたのかといいますと、お金を払ってもらう義務感を含めたまま表現できるから❕
徴収するときのことを考えてみてください。
例えば、クラス全員から会費をもらうとき。特別な事情がない限り、クラスメイト1人1人に負担してもらうわけです。
つまり、「負担してもらう」を丁寧な言い方をすると
- ご負担いただく
- ご負担をおかけする
などの言い方ができますね👌
集金
『集金』は強制的にお金を集めるニュアンスは薄い言葉でありますが、お金を集めるという意味合いは同じです。
集金を使うときには「させていただく」は、する(動詞)+て(接続助詞)+いただく(もらうの丁寧語)で構成するのが無難でしょう。
この場合、会費や税金を払うことには間接的に了承頂いているというのが前提となります。
ただ、させていただくという表現については、違和感を感じる方も一定数いるみたいです。おそらく、過剰な表現とかわざとらしい表現と感じる方がいるから。
ですので、「皆様からいただきます会費を集金させていただきます。」など過剰に敬語を意識し過ぎない方が無難でしょうね。
もちろん、いただきますを多用することはないとは思いますが、優しい人ほど気持ちが先行してしまうかも(笑)
「徴収」を使っても丁寧な言い方
さてさて、先ほどは「徴収」の丁寧な言い方をサクッとみていきましたが、こちらでは「徴収」を含んだ丁寧な言い方について!
ざっと3パターンが考えられますね👍
- 丁寧語と合わせて用いる
- 前後に丁寧な説明を挟む
- クッション言葉を用いる
丁寧語と合わせて用いる
わかりやすいのが「させていただく」を合わせて用いる方法です。用いるとこうした文になるでしょう☟
✔会費を徴収させていただきます
✔料金を徴収させていただきます
集金でも”させていただきます”に触れておりますので詳しくは割愛いたしますね🙇🏻
前後に丁寧な説明を挟む
2つ目は、少々長い言い回しになりますが、あらためて相手からお金を払ってもらう理由を説明してから受け取るパターン。
例えば、何かの会費をもらう場合には話し合いで決定していることが前提。
こうした場合は前後に丁寧な説明をはさみこむことがよいでしょう。
例:「先日の〇〇会では、組織の運営費や活動費を賄うために会費を徴収することが決まりました。…..(略)…..つきましては、今後は皆さんのご協力が不可欠であります。会費で支出した内訳に関しましては毎月の会議でご報告させていただきます。」
クッション言葉を用いる
3つ目は手っ取り早い方法です。
「徴収」とお伝えする前に、断りを入れる言葉を用いること。
大変恐れ入りますが、会費を徴収させていただきます。
よく使う「すみませんが…..」と同じようなイメージで問題ないでしょう。
クッションや断りを入れる言葉は便利で、相手の気持ちをおおらかにする効果があります。まあ、大げさに言うなら魔法の言葉とでも言っちゃっていいかも😁
「徴収」の関連語をご紹介
せっかくなので、「徴収」の類語や関連語も合わせてみておきましょう。
「徴収」の類語
- 取り立てる
- 集金
- 徴収
- 回収
- 集める
5つも出てきましたが、柔らかいイメージには至らないですね~😣
最後に

徴収~!とか言われたことあったんだけど、「ごめんね。ごめんね」と渡すときに言われたことあったんだよね~(笑)

「徴収~!からのごめんね」で謝られすぎると、あやしさMAXでこわいね。カ○アゲしてゴメンねとでも言われてるみたいで💦
「徴収」と言えども、言い方次第でガラッとイメージが変わるのは興味深いですね。
ちょっとした言い方でも印象が変わることが実感できた回となりました。