【冬眠明けの熊】を徹底解説!生態から動画まで完全網羅

冬眠明けの熊を徹底解説!これさえ読めば基本事項が一目でまるわかり

この記事では
✔「熊の冬眠明け」について基本的なことを中心に解説してます

春になりますと、”新生活”のスタートにむけて心機一転という方も多いのではないでしょうか?

新生活に向けて動き出すのは人間だけでなく熊も同じ!冬眠を終えて活動を始めることに。

前回は【熊が冬眠で死なないのはなぜか】について見ていきましたが、『冬眠明けの熊』についても合わせて気になる点です。

熊といえども数か月も眠っていたので、体のどこかしらが鈍っているんじゃないかと….。ヒトであれば風邪を引いて数日寝込んでいただけでも随分と体力が落ちたり体が重く感じてしまうものですしね🤔

個人的にも色んな疑問があるわけでして、今回は『冬眠明けの熊』について基本的な情報を中心にスポットを当てていきたいと思います。

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冬眠明けの熊はどういう様子なの?

まずは冬眠穴(冬眠を過ごしていた場所)から出てくる様子をご覧ください👍


う~ん、冬眠から目覚めた後は気だるい感じに思われます😁


続けて、冬眠明けにストレッチしている様子です。体をほぐしているんでしょうね……!

冬眠明けの熊~基本情報

冬眠明けの熊~基本情報

冬眠明けの熊について基本的な情報を中心にお伝えしていきましょう。

いつ目覚める?

いつからが冬眠明けなのかは熊や生息地域(そのほかにも気候など)によって異なるのが前提ですが、

一般的に3月~5月頃となります。
※参照元:環境省 クマ類の生態と現状 (3)生活史②冬眠 より

冬眠を行うのは冬に餌の資源がなくなるからですが、春になると山林で餌を取ることができるようになるため活動を開始することに!

ちなみに冬眠明けとは、冬眠穴でまったく動かない状態から目覚めて活動を始めることですよ~👌

雄と雌でも目覚める時期が異なる⁉

実は、冬眠から目覚める時期は雄(オス)と雌(メス)で異なる傾向があります。

オスの方がメスよりも早く目覚めるとされます。

目覚める順番はこのように☟

雄(オス) ➡ 雌(メス) ➡ 子連れの雌(メス)

こちらの順番については、生理的な現象が大きく関わっているとの見方が強いです。雄のクマは生殖器の活動、雌は冬眠中に出産及び生まれた子供の子育てを行うため。

冬眠明けは筋力落ちてないの?

熊は全く動かない冬を過ごしていても約80%の筋力を維持することができます

筋力が落ちてないのですか?と聞かれると「落ちています!」とのアンサー。ですが、人間に置きかえると、ほぼ筋力がなくなってしまいます。10%程度の筋力しか維持するのが困難。筋力がなくなると動くことさえ難しく、寝たままの状態が続いてしまいます💦

こうして考えると人間が人工的に冬眠できるようになるためにはこうした点が課題にはなりそうですね~。

冬眠中と冬眠明け

冬眠中と冬眠明けの状態の違いを比較することで冬眠明けの熊がどういう状態なのかチェックしておきましょ~👍

冬眠中と冬眠明け

冬眠中は体温が低いときには約31.5℃~32℃まで低くなりますが、冬眠明けは通常時の体温37℃に!冬眠が明けたから急に体温が上がるというわけではないです。冬眠明けの約2か月ほど前から緩やかに上昇はじめます。

また、心拍数は冬眠中は10bpmぐらいと省エネ。一方で冬眠明けは通常時(60~80bpm)の半分以下。体温と異なり、心拍数が通常時に戻るのには約2か月ほどかかることもあります。

冬眠明けは何をする

では、熊は冬眠明けに何をするのでしょうか?こちらも一緒にみていきましょう。

代謝を上げる&食べ物を求める

冬眠前から通常時の体温へと戻していきますが、心拍数や代謝などを元に戻すには数週間かかります。この間はあまり食欲も活動時間も長くありません。

代謝が通常時まで回復してきますと、続けて食べ物を求めて行動します。長い間、絶食していたので当然と言えるでしょうね😁

まず草を食べて消化器官を調整し始めるとされます!
日本国内では春に食べることができるのは草木や蟻など中心になります。冬眠前に冬眠穴近くに取っておいた栄養素が高い実を少し食べることもあるようです。

冬眠明けの熊には要注意⁉

冬眠明け、子連れのクマには注意しましょう。特に母親クマ。

冬眠中に出産した子グマが1歳半になり一人立ちするまでは一緒に行動しますが、その間、母親のクマは子グマを守ろうと必死。ちょっとしたことにも神経質になって攻撃的に振舞うことがありますよ。すべては我が子を守るため。親子で行動してするのは雌の熊だけです。

また、冬眠明けはお腹が空いている状態です。オスメスに関係なく注意は怠らないようにしましょう。

他の動物の冬眠明けもご紹介

せっかくなので、他の動物の冬眠明けにも少し触れておきます。

シマリス

熊と同じく哺乳類でありますが、冬眠時は約5℃近い体温に!冬眠中は起きたり寝たりを繰り返し行います。そのようなシマリスですが

冬眠明け後はしばらく食欲がないですが、徐々に体温を上げて食欲が出てきます。

コテングコウモリ

哺乳類です。雪の中で冬眠しますが、春になると冬眠から目覚めます。

昼間は動かず夜には体温を上げて活動を始めます。

最後に

モヤ男

熊は3月~5月頃に冬眠から目覚めるんだね~。

にしても、オスとメスでも冬眠明けの時期が違うのは意外だった!

キクコちゃん

ねえ~!厳しい冬を生きるために適応した冬眠の仕組みはただただスゴイの一言

冬眠あけ直後の熊は寝る時間が多いようですが、すぐに回復。春とともに新たな生活が始まります。

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この記事を書いた人
ダツモヤ

ブログの管理人を行いながら執筆も担当してます。
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