かなりしばらくぶりにピアノをやっていたことしかできないことにチャレンジしましたが、本当にピアノをやっていたの❓と疑われそうなレベルに落ちてしまいピアノ教室に通うまいか検討中🤣
特集の中で中級レベル判定の基準を極端に初級に寄せている疑惑まで浮上しましたが、それはさておきまして今回は挽回のチャンス頂きたいと思います。

どれだけ前向きなのよ(笑)
ということでピアノを習ったことがある人なら分かるはずの基本の『キ』をまとめてみました。ピアノを習っている人なら知っているだろう【ピアノの正式名称】❕
知らなければ、陰でピアノ仲間から『あの子!あり得ない、モグリだよね⁈』とひそひそ話されて、正義感が強い人には職質されてしまうかも(そこまでは言い過ぎでございます)💦
そういうわけで、、
✔ピアノ正式名称が分かります
✔ピアノの名前の由来と現代に至るまで呼び方をチェックできます
✔ピアノにまつわるちょっとした雑学がわかります
ピアノの正式名称とは
さて、ピアノを『ピアノ』と条件反射的に読んでいるかもしれないですが
略式であったのはご存じでしょうか❓
実は・・・ピアノが誕生したときの名称は
のイタリア語となります。
読み方は、日本語なら「グラヴィセンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と発音します。
意味は、端的にいえば「強弱を備えた音を鳴らすチェンバロ」です。
当時のピアノは以下のようなイメージとなります。
英語になりますが0:50~0:53秒あたりで『Gravicembalo col piano e forte』と表現されてますね。
※英語での解説となりますので、映像でもなんとなく分かるのではとおもいます、ご了承くださいませ🙇🏻
ピアノの名前の由来
では、なぜこのような名前になったのでしょうか⁈ピアノの由来に注目していきましょう。
ピアノの名前の由来ですが、1709年にイタリア人の̪シピオーネ・マッフェイ侯爵がバルトロメオ・クリストフォリが作った新しい鍵盤楽器に出会ったことを文芸誌で『Gravicembalo col piano e forte』と公表したのが始まりと言われております。
当時は鍵盤楽器というとチェンバロがございましたが、チェンバロは強く弾いても弱く弾いても音量が大して変わりませんでした。といいますのは、チェンバロは、弦をはじいて音を出す仕組みであったからです。
けれども、バルトロメオ・クリストフォリが新しく発明したピアノの基になる楽器では、マレットで弦を叩く仕組みを新たに発明しました。そのことで、強弱をつけた弾き方が可能になったのです。
イタリア語のpiano(ゆっくり、落ち着いて、小さく)とforte(強く、激しく、大きく)の副詞や形容詞などの意味をあらわす「piano e forte」が派生して『pianoforte』と呼ばれ、現代では『piano』と呼ばれるようになりました。
欧州では、現在でもピアノのことを『pianoforte』と呼ぶ方も多いみたいです。もしくは、略して”Pf”と表記されるようです。
昔から現在に至るまでの呼び方の変遷について
現代ではピアノと略して呼ばておりますが、呼び方の変遷を簡単に振り返ってみましょう。
◇Gravicembalo col piano e forte(ピアノの誕生)
☟
◇piano forte or Clavier
☟
◇piano
or
◇piano forte(欧州では多い)やHammerklavier(ドイツ語)
ちなみに、『Gravicembalo col piano e forte』との正式名称が現われたわけですが、だからといって『Gravicembalo col piano e forte』と呼ぶ方が多かったわけではなさそうです。
現代に置き換えて考えてますと、普段の会話で正式名称はちょっと使いにくかったり長々しいかったりしますね。つまり、『Gravicembalo col piano e forte』 よりも使いやすい『pianoforte』 と呼ぶ方が多かったみたいですよ。
余談になります、強弱の意味である『piano forte』とよばれるのはわかりますが、なぜ『forte』ではなく『piano』であったのかは、あまり言及される方がいませんね。『pianoforte』と呼ぶ方や『FortePiano』と呼ぶ方もいたようです。
他にもある!意外と知らない正式名称
●ヴァイオリン・・・『ヴィオロンチェロ』の呼称となります
●コンガ・・・キューバ発祥の楽器で『トゥンバドーラ』との呼称となります。
●アンプ・・・『アンプリファイア』の略となります
ピアノのちょっとした雑学
世界一長いピアノの曲:
:『Vexations』(ヴェクサシオン)という曲であります。Éric Alfred Leslie Satie(エリック・アルフレイッド・レスリ・サティ)が作曲したもの。1ページに書かれている楽譜を840回繰り返す曲となり、18時間~かかると言われております。
世界一大きいピアノ:
:ダーフィト・クラビンスさんが制作したグランドピアノ470iです。縦型のグランドピアノのようですが、ダーフィトさん曰く「世界記録を狙ったのではなく、聴衆にとって素晴らしい音を追求した結果」ピアノが大きくなったとのことです。
最後に
ピアノに携わっている方には基本的な正式名称をテーマしてきましたが、『Gravicembalo col piano e forte』のイタリア語を日本語読みにすると意外と覚えづらいこともあって最後までいうことができなかった方もいらっしゃるかもしれないですね🤔
今回ピアノの正式名称をテーマにした理由は冒頭でも少し触れましたが、そのようなことがどうでもよくなるほどにピアノという楽器が素晴らしい発明だと感じました。ですので、今後は時間を見つけてピアノに触る機会を設けたいと素直に思っております。
そんなこんなことを思いつつ、この辺でお暇させて頂きたいと思います🙇🏻