✅北海道の天気図でやばい事例をいくつか確認することができます
国内の最低気温記録を独占している北海道が寒い(やばい)のは間違いないのですが、やばい天気は総じて天気図に兆候が表れていることがあります。
天気図には色んな種類があるんですけれども、今回は誰にでもわかりやすいようにテレビでみたことがある地上天気図に注目してみたいと思います。
天気図の基本的な見方はある程度理解していることを前提になってしまいますが、この記事からでもなんとなくイメージしやすいように特集しております。
実際の天気を例にして北海道のヤバイ天気図を感じてもらえるきっかけになれば幸いです。
北海道のやばい天気図~実際にあったシチュエーション
では、 『北海道のやばい天気図』をご紹介していきたいと思います。
年初め1月から時系列順でわかりやすいように【冬・春・夏・秋】の順に分けて並べております。季節ごとに実際にあった天気図をみていきましょう。
冬(12~2月)
冬と言えば、大雪などの荒れた天気ですよね。冬特有の気圧配置と言えば、「西高東低」ではありますが、ヤバイ天気図はどのような傾向があるのでしょうか。
シチュエーション①爆弾低気圧
まずは急速に発達した低気圧による『ヤバイ天気図』です❕
天気図が理解できる方なら一瞬でヤバさがわかるでしょう。「L」は低気圧のことでありますが、天気図がいまいちわからない方は、右側の天気図のLの線の間隔が狭く重なり合いそうなのでめちゃくちゃ風が強いとイメージしてもらえればオッケーです。
風が強く北海道の網走で最大風速30m越えとなりました。積もっていた雪が飛ばされて視界が悪くなるホワイトアウトの場所もあったよう
✔10~4月に生じやすい
✔大雨・大雪・暴風をおこす原因となる
シチュエーション②台風並みに発達した低気圧
『台風のように発達した低気圧』!
台風と温帯低気圧の中心の気圧を比べると、台風の方が低い傾向があります。ですが、台風並みに強い低気圧になっておりますね。ちなみに台風には前線がありません。
専門家の方もこの低気圧の勢力の強さをコメントしておりますね🙇🏻
全国的に風が強い理由は日本の東にある低気圧が台風並みに発達するからです。明日にかけても東~北日本は暴風になります。 pic.twitter.com/La57ILura8
— アバンギャルド河津 (@makotokawazu) January 24, 2023
✔中心気圧は台風の方が低いことが多い
✔台風は前線がない
シチュエーション③クリスマス寒波
2022年12月23日~24日にかけて北海道に近づいた巨大な低気圧群!
『クリスマス寒波』や『年末寒波』と呼ばれますね。
上空に強い寒気が流れ込むとでっかい雪雲が出来やすい傾向があります。
背の高い雪雲が出来ますと短時間で大雪に…….。
詳しく解説して頂いている”X”の投稿を引用させて頂きました🙇🏻
この天気図…なかなかヤバいことがわかります…
ひょっとすると、韓国矢北朝鮮も猛吹雪の可能性… https://t.co/NUC1zGwQ9q— s1979s (@s1979ssss) December 22, 2022
にしても、クリスマスにとんでもないプレゼントを贈ってくれるわね💦
春(3~5月)
季節は春でありますが、北海道においてはまだまだ寒い日が続きますね。
シチュエーション④発達した低気圧
2018年3月2日午前9時の実際の天気図となります。
下記は”X”より引用させて頂きました予報天気図となるんですが、ほぼ予想通りの天気図となっておりますね。
3月2日の天気図がヤバい。カムチャッカの東にある低気圧が南下するんか。。
これは唯の低気圧じゃ無いわ。 pic.twitter.com/ttgSLQhQ5h— rastababy (@rastababy2008) February 28, 2018
ご覧の通り、「どこまで発達してるの?」とツッコミたくなる低気圧です。
天気図が物語っているように、なにより”風”や”雪”が凄かったんです。
北海道(東北含む)の至る所で最大瞬間風速30m/sを記録。また、甚だ残念ではございますが、暴風や大雪により家屋の被害、交通機関の運休、停電の被害も生じました😣
夏(6~8月)
全国的に梅雨も含まれる時期となりますが、北海道には梅雨がないとされております。
といいますのは、オホーツク海高気圧と太平洋気圧の拮抗によって生まれる梅雨前線が北海道まで伸びて来にくいから。
ですので、前線が北海道に近づくと大雨が続く可能性がありますね。
シチュエーション⑤最高気温更新
2021年7月の北海道珍しいほど暑い日が続きました。
上記は、7月31日の地上天気図になりますが、特に中旬以降暑くなったのには要因がございます。
太平洋高気圧とチベット高気圧が勢いを強めた結果、高温になったと考えられております。
秋(9~11月)
9月は通年で雨の量が多くなります。秋の天候についてもチェックしておきましょう。
シチュエーション⑥低気圧に暖かい湿った空気が混じる
何度も出てきてますが、低気圧に暖かい湿ったが流れ込むと対流ができますね。
大気は不安定ですが、さらに上空に寒気が流れているとデッカイ雲に……。
11月2日は猛烈な雨になりましたね。1時間に130mmの降水量を観測した木古内町の様子はこちらから確認してください。
北海道のヤバイ天気図⁉~ヤバイ天気編
ここまでは、北海道のヤバイ天気図を見てきましたが……
「北海道のヤバイ天気は天気図もヤバイのではないか⁉」そう感じてしまったんですね~🤔
ということで、北海道で過去のヤバイ天気の天気図にもスポットを当ててみたいと思いますね。
シチュエーション⑦大雨特別警報発令
2014年9月11日道内で初の『特別大雨警報』が発令されました。
様々な要因が重なって大気や対流の動きが不安定になってしまいました。
約500hpaの高度に-10以下の寒気が流れていたことも大きな要因と考えられますが、このことは”高層天気図”を確認していければ難しいでしょう😶🌫️
シチュエーション⑧平成28年8月北海道豪雨
2016年の8月23日には1週間で3つ目の台風が北海道に上陸して30日には4つ目の台風が大きな被害をもたらしました。
流水の原因は度重なる台風の上陸による豪雨!川の水域が十分に下がりきる前に次の豪雨が続いてしまったことは大きな要因に挙げられます。
北海道のヤバイ天気のみでも特集しております。よければ合わせて読んでみてくださいね。
最後に
さて、『北海道のヤバイ天気図』をみてきたわけですがヤバイほど存在感ありませんか?
「天気図なんてわからないよ」って人も多かったと思いますが、なんとなくこれはやばいな~と感じることができるようになったのではないでしょうか。
にしもしても、テレビでよく見かける地上天気図は便利ですね。一瞬で日本の気圧がイメージできます。
もちろん、天気図には様々な種類があります。正確な対流や大気の流れを理解できているわけではないです。気象予報士さんや専門家は日々膨大なデータを確認されております。
やばい天気図が頭に入っているメリットはこのように考えております。
- 天気に対する理解やイメージが深まる
- 事前に危険を察知しやすくなる
「この天気図って何がヤバかったのか!」
やばい天気図が数パターン頭に入っていれば、明日の天気がどういう理由で雨になったり、不安定なのか、理解やイメージが深まると思います。
さらに、大雨・暴風だけでなく、事前に危険度を察知して行動できるようなるでしょう。
「まさに天気図は情報の宝庫!」
天気図って奥が深そうだし、意外と面白い⁉と、感じることができて自身も勉強になった特集となりましたよ~👍
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