✅「天気が外れたすぎだよ」と感じるときに知っておきたい考え方が確認できます
✅天気予報についての雑学も身に付きますよ~!
『明日の荷物が多いわ。どうしようかしら~』
明日の荷造りしているのですけれども、荷物は軽い方がラクッ❕
『よっし~、、天気予報だと明日は雨降らないみたい👌折り畳み傘はおいていきましょ』
な~にも心配していなかった天気ですが、、今日の昼過ぎになりまして、ざーざー降りの雨模様💦
『ウッソでしょ・・・❓』
念に入りに天気を確認して、折り畳み傘をもっていかない一大決心をしたにも関わらず・・・💦
天気予報は多くの人の意思決定(服装や持ち物など)に影響を与えているだけに、天気予報が外れたときのショックは計り知れません。
今回は【天気予報が外れたすぎだよ!と感じる今日を迎えたときに】知っておきたい考え方をお伝えしたいと思います。
天気予報はなぜ外れる⁈知っておきたいポイントをご紹介
では、天気予報がなぜ外れるのか?気象学では基本的な知識を頭にいれておきましょう。
もちろん、普段は『晴れ』なの『雨』と結果しか意識しないので、気にすることがないようなことが多いとは思いますが、考え方が変わることになるでしょう😁
✔そもそも天気予報の的中率は100%ではない
✔突発的な事象は把握しにくい
✔天気用語を理解していないことによるかも
✔1週間以上先の天気を当てることは難しい
そもそも天気予報の的中率は100%ではない!
天気予報の的中率はどのくらいなのかイメージつきますでしょうか?
実は、、天気予報が100%当たる!なんてことはありえないんです。
天気予報のデータといえば、さまざまなもの(気温、天気、降水確率など)がありますが、「雨が降るかどうか」は皆様めちゃくちゃ気にしますよね❕
ということで、今日の朝5時時点で【雨が降るか!】or【 降らないか!】の予報が実際に当たるのか的中率を見ていきましょう。
まずはわかりやすいように日本の全国平均のデータを参考にしております。
いつ時点? | 降水の有無の的中率(気象庁) |
---|---|
令和4年7月 | 約81% |
令和4年8月 | 約80% |
令和4年9月 | 約87% |
令和4年10月 | 約90% |
令和4年11月 | 約89% |
令和4年12月 | 約86% |
令和5年1月 | 約84% |
令和5年2月 | 約87% |
令和5年3月 | 約90% |
令和5年4月 | 約91% |
令和5年5月 | 約91% |
令和5年6月 | 約86% |
引用元:気象庁 天気予報の検証結果より
全国平均で月別のデータでありますが、見てわかりますように、その日の早朝に今日1日雨が降るのか降らないのか予想していても、的中率は約87%となります。
つまり、、、
ということになるんですよね🤔
地域によって的中率が異なるの?
さらに、地域によって雨が降るのか!降らないのか!的中率が変わってきますよ~。
気象庁の天気予報の検証結果によれば、朝5時時点の当日(5-24時)に雨が降るかどうか!の的中率(2023年6月)地域別のデータはこのようになります。
2023年6月 | 降水の有無の的中率(気象庁) |
---|---|
北海道地方 | 約82% |
東北地方 | 約85% |
関東甲信地方 | 約85% |
東海地方 | 約87% |
北陸地方 | 約89% |
近畿地方 | 約90% |
中国地方 | 約89% |
四国地方 | 約84% |
九州北部地方 | 約91% |
九州南部地方 | 約87% |
沖縄地方 | 約83% |
引用元:気象庁 天気予報の検証結果より
天気は場所によってもほんとうに変わってくるのがわかりますね🤔
突発的な事象は把握しにくい
今でこそスーパーコンピューターでさまざなデータを機械的に収集することが可能になっておりますが、天候のすべてを把握するのは厳しいです。
つまり、昔に比べて気候に関するデータ収集は進歩しているといえるのですが、、天気予報で確認するのが難しい【突発的な事象】をお伝えしましょう。
積乱雲
急な雨や雷をもたらすことが多いのが積乱雲(せきらんうん)です。
ですが、、、どこでどのように発生するのか!予測するのはムズいんですよ~💦
数十ミリ単位の激しい雨が予想されますが、規模が小さくて消滅するまでの時間が短いからです。
ということで、急な雨が降ってくることを把握することは意外と大変です。
台風
台風自体は大規模ではありますが、小規模な要素から集まっております。海からのエネルギーに影響受けたりすることが多くてなかなか理解することは難しいと言われております。
『台風〇〇号が発生!北上しております。』といったニュースを聞いたのに、結果的に進路がそれて日本列島には接近しない模様と聞いたことがあると思います。
天気用語を理解していないことによるかも
天気予報って基本的にビジュアルでもわかりやすく解説してくれるので、そこまで用語の意味まで正確に理解している人は意外と少ないのではと感じているのですよね🤔
例えば、、『降水確率0%ってことは雨降らないんですよね・・・?』と質問されたとき、相手にどのように答えますでしょうか❓
おそらく多くの方は、『そうに決まってるじゃん』『えっ!どうしたの~』と返す方が多いのではないでしょうか。
ですが、実際には、降水確率0% = 降水確率0~4%のこと❕(5%未満)であります。
なので、降水確率が50%といえども、降水確率が54%の可能性があります。
降水確率40%が降水確率44%の可能性があるのに、曇りマークだけなんて誤解していたわ~💦
これからは気をつけるようにしよぅ~😢
1週間以上先の天気を当てることは難しい
多くの人は「明日、天気がどうなるかな~?」と気になって調べることが多いとは思います。ですが、もしかすると1週間の運動会の日、デートの日など、先の天気予報が気になる方もいるのではないでしょうか?
ただですね、、残念ながら先の天気になるほど精度が低く!なってしまいますよ~💦
こちらをご覧ください。
全国の1週間先までの天気予報となりますが、、
参照:気象庁 全国の天気予報(7日先まで)
3日先の天気からは、信頼度にランクづけがされているのがわかりますね。信頼度が「C」はあまり精度が高くないです。つまり、日が経つごとに天気予報が変わってしまうなんてこともよくある話なんですよ・・・😢
このことからも、1週間以上先の天気になれば、予想するのが困難になってくるのがお分かりいただけたとおもいます。
もし、1週間前に見た天気予報を記憶しているだけみたいな場合は外れても致し方ないくらいに思っておくのが良いのかもしれません🙇🏻
意外と役に立つ雑学をご紹介!
ここからは、『天気が外れるときもあるよ!』という話を踏まえて、少しでもお役に立つ情報をお渡ししていきたいと思います👍
各社で天気予報が異なることもある⁈
天気予報といえば、1950年代以降にデータを用いて予測されるようになりましたが、1993年までは気象庁だけのデータがメインでありました。
その後、1993年「気象業務法が改正」されてから、気象庁長官の許可を得れば、気象庁ではなくても天気予報を独自に発表することができるようになりましたね。
テレビやネットでよく目に天気予報は、4つ(気象庁・ウェザーニュース・日本気象協会・ウェザーマップ)のようでありますが、大きく気象庁の予報と異なることはないみたい。ただし、雨の情報はウェザーニュースと他ので異なることがあるようですね❕
これは、業界では結構有名みたいなのですが、少しでも雨が降る可能性があればウェザーニュースは雨の予報にするとのこと。
有名な気象予報士さんがわかりやすく解説してくださっております。いつもよく拝見しております🙇🏻🙇🏻🙇🏻
リアルタイムの天気予報を都度確認しよう
天気予報はやっぱりリアルタイムで確認しましょう。
前日や朝の天気予報と異なる予報に修正されていることもあるようです。ウェザーニュースのこちらのサイトでは実際に予報と異なる情報を確認できるようになっております。
すごい親切で気象予報士さんのコメント付きっていうのもただただスゴイ❕
ちなみに、アプリだとスマホでもすぐチェックできますね。
最後に
天気予報は社会ではなくてはならない非常に公益性が高い情報だとあらためて感じさせられました。
天候に対する理解はこれからさらに進歩していくと思われますが、自然を相手にしているため、たまには天気予報と外れてしまうなんてこともあるとは思います。
ですが、自然のすべてを解明するのが難しいという視野にたてば、『そうだよね~』と思えるんじゃないかと感じつつ、改めて学ぶことが多い特集になりました😊