✔コンタクトレンズの洗浄液がない時、応急処置として目薬を使う際に知っておきたいことが分かりますよ~👍
コンタクトレンズ愛用者にとってコスパを考えればワンデータイプを使っている人ばかりではないですよね~。
1週間から2週間が期限の使い捨てタイプを愛用している人にとって毎日洗浄液を使ってレンズを綺麗な状態に保つ必要があります。
レンズは洗浄してレンズケースに保存することになりますが、たまには洗浄液を切らして困ってしまうことがあるでしょう。
……💦「レンズをつけたまま寝たくないしなあ~」「レンズを液体につけていないとパリパリになって割れてしまいそう」
『ひとまず目薬はあったから使っておこうと考えたんだけど大丈夫かな❓』
そんな不安に対して知っておきたいことをまとめてみましたので、是非とも参考にしてください❕
コンタクトレンズの洗浄液がないときに目薬は代わりになるの?
さて、コンタクトレンズの洗浄液がないとき目薬は代わりになるのでしょうか❓
洗浄効果、消毒効果がないため、代わりにはならないです。ただし、応急処置レベルなら使ってはダメということではない(注意点があり)
目薬はコンタクトレンズの洗浄液の代わりにはなりません。なので、最低限気をつけたいこと(=注意点)は守ってください。
では、コンタクトレンズの洗浄液がなくて色々考えた結果、目薬を選択した場合の使い方をお伝えしていきましょう。
目薬をとりあえずの対応で使う際にはレンズの種類によって方法が異なってきます。
こちらでは3つでご紹介していきますね。
- ハードコンタクトレンズ
- ソフトコンタクトレンズ
- カラーコンタクトレンズ
1.ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズ(HCL)はソフトコンタクトレンズと素材が異なるため、ハードコンタクトレンズに対応する目薬であれば大丈夫でしょう。
ただし、レンズを眼に装着する際には水洗いをしっかり行うのが前提となります。
2.ソフトコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズと違ってソフトコンタクトレンズは目薬の成分や防腐剤に含まれる成分を吸収しやすいため、目薬の成分までチェックしたほうがよいです。
詳しくは【ソフトコンタクトレンズに目薬を用いるときは要チェック!】の章にてお伝えしますが、ソフトコンタクトレンズ用の目薬なら臨時の措置なら大丈夫です。
3.カラーコンタクトレンズ
カラーコンタクトレンズを使っている場合は、カラーコンタクトレンズで使える目薬かどうか❕確認してくださいね。
なぜなら、カラーコン用ではない目薬を使ってしまうとカラコンの液剤が変色したり変形したりするリスクがあるからです。
目薬がコンタクトの洗浄液の代わりにならない理由
なぜ目薬はコンタクトレンズの洗浄液の代わりにならないのか、2つの大きな理由に触れておきましょう。
なぜか?端的にいえば、目薬とコンタクトレンズの洗浄液は使用目的が異なるから!目薬と洗浄液では成分が全く違うからであります。
理由①使用目的が異なる
目薬とコンタクトレンズの洗浄液の使用目的が違うのは至極当然のことにはなりますが、本当に重要なことです。
というわけで、改めて【コンタクトレンズの洗浄液と目薬の使用目的】を確認しておきましょう。
コンタクトレンズ洗浄液の目的
コンタクトレンズの洗浄液には様々なタイプ(洗浄~保存が可能・一定の時間保存が必要など)があります。
ソフトコンタクトレンズ(SCL)とハードコンタクトレンズ(HCL)ともにレンズを外した後に汚れを落とする役割があります。
ワンデータイプの使い捨て以外のコンタクトは、洗浄液でコンタクトレンズを清潔な状態に保つ必要があります。
というのも、目の表面に直接装着されるためです。ですので、少しの汚れであっても装着感に影響がありますよ~💦
そうだよね!視界がぼやけるな~と思ってレンズをよく確認すると、小さな目ヤニがついていました……😢
洗浄液の目的は、コンタクトレンズからホコリや汚れや細菌を取り除き継続して清潔で快適な使用を行うことため。コンタクトレンズを使用後には取り外して洗浄して消毒しなければなりません。
一連のプロセスは、感染症のリスクを低減し、レンズの寿命を延ばすのに役立ちます。
目薬の目的
目薬(点眼液)の目的: 目の不快感、ドライアイ、アレルギー性結膜炎、赤目、炎症、かゆみ、かすみ目など、さまざまな目の問題の症状緩和や治療。
目薬は、目の症状を和らげるために用いられ、目の健康を維持するのに役立ちます。例えばドライアイの場合、目薬は涙液の不足を補い、目を潤す作用があります。アレルギー性結膜炎の場合、かゆみや充血を軽減するサポートする役割となります。
ただし、目薬の種類にはさまざまなタイプがあり、症状に合った正しい目薬を選ぶことが重要です。医師や眼科医の指導を受けることが勧められます。
注意:コンタクトレンズを使用したままで点眼できる目薬とできない目薬があります。ハードコンタクトレンズでは点眼できてもソフトコンタクトレンズでは点眼できない目薬は意外と多くあります。
目薬といっても色んな種類があるんですね🤔
理由②成分が違う
コンタクトレンズの洗浄液と目薬の違いを知っておくうえで両者の成分にも注目しておきましょう。
さらに、ひとえにコンタクトレンズの洗浄液といえどもハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズでも成分が異なります。目薬は、症状によって必要な効能が異なります。
すべての成分を理解する必要はありませんが、後ほどお伝えする次章【コンタクトの洗浄液がなくて目薬を使う場合に気をつけたいこと】で成分は非常に関わってきます。
コンタクトレンズ洗浄液
まず、コンタクトレンズの洗浄液の成分を紹介していきますね👍
ハードコンタクトレンズの洗浄液
ハードコンタクトレンズの洗浄液は大きく3パターンありますが、今回は洗浄・保存ができる商品に触れていきますね。
商品名:『バイオクレン モノケア モイスト』
数ある洗浄液のなかの1商品です。商品パッケージに眼疲労や眼のかすみ、そして眼の機能の回復をサポートする役割があります。
成分はこのように☟
主成分 | 効能 |
---|---|
タンパク分解酵素 | レンズに付いた脂肪やたんぱく質を除去 |
陰イオン界面活性剤 | 高い洗浄力 |
両性界面活性剤 | レンズに付いた脂肪やたんぱく質を除去 |
✔レンズを使用する際には水で洗い流さなければならない
ソフトコンタクトレンズの洗浄液
商品名:『ロートCキューブ ソフトワンモイストa』
ソフトコンタクトレンズ(SCL)用の洗浄、消毒、保存まで行うことができる液です。
成分はこのように☟
有効成分 | 量 |
---|---|
塩酸ポリヘキサ二ド | 0.001ml(1mlあたり) |
有効成分とは、目薬に含まれる成分で目的の効果を反映する成分のこと!
塩酸ポリヘキサ二ド(PHMB)は非常に高い除菌力と安全性が売りであります。
目の不快感に対する目薬の成分
商品名:『スマイル40 プレミアムDX』
数ある目薬のなかの1商品です。商品パッケージに眼疲労や眼のかすみ、そして眼の機能の回復をサポートする役割があります。
成分はこのように☟
成分 | 量 |
---|---|
レチノールパルミチン酸エステル | 50,000 |
酢酸d-α-トコフェロール | 0.045g |
ピリドキシン塩酸塩 | 0.01g |
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム | 0.1g |
タウリン | 1g |
L-アスパラギン酸カリウム | 0.8g |
ネオスチグミンメチル硫酸塩 | 0.005g |
クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 0.03g |
塩酸テトラヒドロゾリン | 0.01g |
イプシロンーアミノカプロン酸 | 1g |
詳しく確認したい場合はこちら。
コンタクトレンズ装着時の不快感に対する目薬の成分
さあ、コンタクトレンズ(CL)を装着しているときの目薬の成分についても触れておきますね。
ハードコンタクトレンズ
先ほど触れました『スマイル40 プレミアムDX』は裸眼でもハードコンタクトでも使用可能のためハードコンタクトレンズ装着時の不快感に対する目薬の例とさせていただきます。
コンタクトレンズ(ハード&ソフト)
商品名:『スマイルコンタクトピュア』
ハードコンタクトレンズ及びソフトコンタクトレンズ装着時に点眼可能です。
成分はこのように☟
有効成分 | 含量 |
---|---|
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム | 0.25g |
タウリン | 1.0g |
L-アスパラギン酸カリウム | 0.5g |
塩化ナトリウム | 0.3g |
詳しくはこちらで確認してください。
ドライアイに対する目薬の成分
眼が渇いてしまてショボショボしてしまう方に必須なのがドライアイ用の目薬であります。
コンタクトレンズ(ソフト&ハード)
商品名:『ソフトサンティア』
涙液が足りず起こるドライアイに効果的!
凄いのはすべてのコンタクトレンズ(カラーコンタクトレンズは除く)に影響がないんです。
成分はこのように☟
成分 | 分量 |
---|---|
塩化カリウム | 0.1% |
塩化ナトリウム | 0.4% |
詳しく確認したい場合はこちらで確認してください。
コンタクトの洗浄液がなくて目薬を使う場合に気をつけたいこと
はい!ここからは今回伝えたかった核の部分となります。
ソフトコンタクトレンズに目薬を用いるときは要チェック!
ソフトコンタクトレンズは液剤を吸収しやすいため、ソフトコンタクトレンズ用ではない目薬を使うのは避けましょう。
なぜなら、ハードコンタクトと異なる素材のため使用した薬でレンズが変形する可能性が高くリスクが高いです。
目薬の成分を必ず確認しましょう
以下の目薬の成分が含まれているか!確認した方がいいでしょう。
血管収縮剤が含まれているか!
充血を改善する血管収縮剤を含むものは使わないほうがよいです。
これはコンタクトレンズ装着によって酸素が不足しがちなところにこれらの薬を点眼すると、角膜の血管が収縮し酸素不足が助長される可能性が考えられるためです。
さらに、充血を抑えるだけに特化しがちなため、とくにソフトコンタクトレンズの場合液剤を吸収したレンズを使ってしまうと角膜を傷める可能性があります。
ステロイドや炎症を抑える成分が含まれているか!
アレルギー性結膜炎や花粉症用で眼科から処方された目薬を洗浄や保存で使うのはリスクが高いでしょう。
なぜなら、こうしたステロイドの成分は過剰摂取するのは推奨されていないからであります。
以上を踏まえたうえでおススメの目薬はこちらになりますよ~。
です。
防腐剤がほぼなくてさらにコンタクトレンズに影響が表れにくい目薬です。
レンズの扱い方には気をつける
レンズは目の中に入れることになります。洗浄液がないためその日はレンズの汚れを落とすことができなくなります。
いつも以上に手をきれいな状態にしてレンズに触れるぐらいがちょうどよいでしょう。
例えば、化粧。コンタクトレンズの洗浄液がないのでレンズをつけているうちにできるかぎり多くのことを済ませたくなります。
ですが、コンタクトレンズをつけたまま化粧のクレンジングをするとレンズに脂分がべったり付いてします可能性があります。
レンズを外してから化粧をおとす!汚い手でレンズ触らない!石鹼がついた手で触らない。
いつも以上に気をつけましょう。
目薬を使ったコンタクトは続けて使わない
ハードレンズは使う前に水で洗うことができますが、目薬で応急処置したコンタクトレンズはなんらかの影響があると想定されます。
使った後は念入りに洗浄・消毒しましょう!すぐに洗浄・消毒することができなければ、その後は使わないほうがよいです。処分するのがよいです。
リスクを考えて眼科で検診すべき
不衛生な状態でレンズを保存したことで眼が炎症を起こしてしまったり、角膜が傷ついてしまう可能性が考えられます。
酷い場合にはコンタクトレンズが使えなくなる可能性も…..。
目薬で応急処置したコンタクトレンズを使った日に眼科で眼を洗浄してもらうなど検査してもらうべきです。
目薬の量が少なかったときに知っておきたい他の方法
目薬があると思ったら、片方のレンズ分しかなかったということも考えられますね。
ただでさえコンタクトレンズの洗浄液がなくて気持ちに余裕がない。そのようなときには良くないことが続いてしまいます。
そもそも洗浄液の代わりになるようなものを持っていない人はどういった方法をとっているのでしょうか❓
✅貸してくれる人を探す!
✅ハードコンタクトレンズを使っている ➡ 冷たすぎない水 or 生理食塩水
✅ソフトコンタクトレンズを使っている ➡ 生理食塩水
貸してくれる人を探す
洗浄液の代わりに使えるものを探したくなりますが、とはいえ洗浄液があるに越したことはないです。貸してくれる人がいないのならば、まずは必死で探したくなりますね。
学校の修学旅行なのか、はたまた、出張中の宿泊先なのか、それはあなたによって異なるでしょう。
ですが、夜遅くなって時間がないことが多いはずです。何時間も人に声を掛けることは難しいはず!時間は限られています。SNSを駆使して連絡した方がよいでしょう。
勇気をもって声をかけましょう😁
ハードコンタクトレンズを使っている
誰もコンタクトレンズの洗浄液をもっていない状況であれば仕方ありません。次の手を考えていきましょう。
その場合、コンタクトレンズの種類によって選択肢が分かれてきそうです。
ハードコンタクトレンズならば、選択肢はこの2つになります。
①冷たすぎない水・・・冬の気温が低いときに冷たい水を使うとレンズが割れてしまう可能性が考えられます
②生理食塩水・・・自販機で売っている飲料水500mlのペットボトルに塩を4~5g程入れて、上下に振れば完成です。
ソフトコンタクトレンズを使っている
装着感がハードコンタクトレンズよりもよいソフトコンタクトレンズを使っている人は多いでしょう。
その場合、選択肢は生理食塩水となります。
なぜなら、ソフトコンタクトレンズの素材は水を吸収しやすい素材になっておりレンズが変形しやすいからです。
こちらの記事で特集しております。参考にしてくださいね🙇🏻
最後に
コンタクトレンズの洗浄液がなければ本当に困ってしまいますよね😢
洗浄液は忘れてしまったけど、目薬はあるんですよ~。そんなときに何も考えずにコンタクトレンズの洗浄液として保存液として使うのは恐ろしいな!と改めて感じました。
眼は一生もの!大切な体の一部です。きちんと向き合っていきたいと思います。