✔人権標語をユニーク&オリジナリティの高いものにするためのコツ(技術)を詳しくみれる
✔大人部門で優秀作品に選ばれる方が用いている技術を知れる!
前回は人権標語の例にがっつり触れつつオリジナリティの高いかつユニークにするためには!について特集しましたが、今回はさらに詳しく掘り下げていきましょう。
AIの普及でさまざまな業務の効率性が追求されてきております。課題で出されている人権標語もチャチャッと済ませたという気持ちもわかりますよ🤔
ですが、現時点ではそうした人権標語をユニークなものにするのは難しいと思っております。
なぜなら、今回ご紹介する方法は、現時点では体系化させて出回っていないからであります。
人権標語をユニークにするコツ&例をご紹介
さて、早速ではございますが【人権標語をユニークにする&例】を一緒にみていきましょう。
人権標語をユニークにするコツ(=技術)を作品を例に挙げながら紹介しますね。
✔リフレイン技法を用いる
✔取り合わせを用いる
✔ストーリーを連想させる
✔外来語を用いる
✔四字熟語を用いる
✔疑問形で終える
✔方言を用いる
リフレイン技法を用いる

リフレイン技法ってなに~?

ごめんね🙇🏻カタカナでとっつきにくいかったね
でも、とっても簡単なんだよ!
【リフレイン技法】は平たく言えば、、同じ言葉を繰り返すこと!
【リフレイン技法】とは、大事なことを強調する目的で同じ言葉を反復することであります。
例えば、頑張って練習したことをアピールするとき。
「何度も練習しました」と伝えるよりも・・・
「なんどもなんども練習しました」とではどちらが頑張っている気がしますか❓
言葉だけ聞くと、、「なんどもなんども」の方が気持ちが伝わってきますね。
人権標語の優秀作品もこのようなリフレイン技法を用いておりますよ~👌
「男らしく? 女らしく? 『あなた』らしくで良いんじゃない?」
取り合わせを用いる
続きまして、こちらも読み手の興味を惹きつけるための技法となります。
「取り合わせ」ですがこちらも取っつきにくいイメージなので、まずは意味を説明させてください🙇🏻
取り合わせ=関連性もなさそうな2語を用いて1つの標語でまとめること❕二物衝撃ともいいます。もこれができるようになればオリジナリティの高い文を作ることができます。
では、例を用いて具体的なイメージをもてるようにしましょう。
『大事にしない? 言葉で傷つき 言葉で笑顔に 言葉で世界が変わる』byメッセージ研究室
例が見えづらいかもしれませんが、、
「言葉で傷つき」と「言葉で笑顔に」はそれぞれ意味が異なっていますよね?
真逆の言葉をあえて用いて、対比する構造を作ることで、読者の感情に大きく訴えかけるきっかけになります。
優秀作品もこうした技術を取り入れております。
「あるべき姿」にとらわれないで 「ありたい姿」でいられる社会
「あるべき姿」と「ありたい姿」の2つの対比構造を前面に押し出す方が読み手をグッと惹きつけますね。
本当に素晴らしい『人権標語』であります🙇🏻
比喩表現を用いる
比喩と聞けば「~みたい」とか「~ような」とイメージする方が多いのではないでしょうか?
こちらは【直喩(ちょくゆ)】という技法でありますね。人権標語ではあまりみかけないですがあえて作ってみるとこのような感じでしょうか?
『「ウッシ~」 笑い方もそれぞれ 笑顔で笑顔の連鎖 魔法みたい』byメッセージ研究室
ここでは「魔法みたい」と直接的な比喩を用いておりますよ~。良い意味や悪い意味、両方で用いることができますが、ポジティブな意味で用いた方がよいでしょうね👌
ちなみに、こちらの標語は個性もテーマしております。「ウッシ~」というアニメチックな笑い声から始まり、笑い方も人それぞれで個性がありますよねというメッセージです。
外来語を取り入れる
ユニークでオリジナリティの強い人権標語を作る上で【外来語】カタカナ言葉を用いるのは効果抜群であります。
なぜなら、意外と用いる人が少ないからなんです。
使い方は2つございますよ!
①名詞や形容詞、動詞etc
②効果音
ではでは、さっそく例をみていきましょう👍
①名詞や形容詞、動詞etc
よく使われるキーワードの1つ「メイドイン」を使った例をみていきましょう。
『みんな違って当たり前 大事なのは メイドイン「あなた」』byメッセージ研究室
②効果音
「ドキッ」としちゃいました💦
こういった効果音を用いて表現すれば、読者の心情にストレートに触れやすくなりますよ。
人権標語コンクール優秀作品も効果音をうまく駆使していますよ~。
傷つく言葉に「ハッ」とした 優しい心に「ホッ」とした 感じていますか相手の心
こちらの標語ですが、、「ハッ」「ホッ」の効果音だけでなく、『傷つく言葉に「ハッ」・・』と『優しい心に「ホッ」と・・』といった取り合わせの技法にもからめていますね😊
複数の技法を用いるのは慣れないうちは難しいかもしれませんが、そうした視点もありますので余裕がありましたら挑戦してみましょう。
四字熟語を用いる
自分の標語をユニークにオリジナリティを高めるために四字熟語を用いるのも使い方次第では効果的です。
人権標語のメッセージと相性がよいのは「十人十色」「百人百様」!
『ダメじゃない? その言葉は必要? 考え方は「十人十色」』byメッセージ研究室
※あくまで考え方は人それぞれとお伝えしておりますが、何をしてもいいっていう訳ではないです
疑問形で終える
疑問形は読み手の心情に迫っていけるので効果的であります。
なぜなら、相手が意識しなくても頭の中で考えることになるから❕条件反射的に!
ではでは、例をご紹介しましょう。
『泣いている 困っている子が いるのに ずっと 見てるだけ?』byメッセージ研究室
「?」マークはもちろんつけたほうがよいでしょうね。
数字や記号を用いる
「?」や「!」を用いる人はいるのですが、数字や記号を用いる人はまだまだ少ないのでうまく活用できればオリジナリティがある人権標語に仕上げることができます。
『その言葉 相手のこと考えた? 1℃違えば 相手の感じ方も 異なるよ』byメッセージ研究室
さらに、
『実はね・・・ あなたの言葉が 勇気になってるの!』byメッセージ研究室
「・・・」は中点、黒丸、カタカナミドルドットという名称であります。
色んな意味がありますが、余韻を含ませる意味で用いられることがあります。最近は電子メールや電子掲示板では「、、、」「。。。。」のように読点「、」や句点「。」で代用することもあります。
方言をうまく活用しよう
方言を活用するのもユニークでオリジナリティの高い作品にする秘訣。
地域の自治体で開催されているコンクルールや学校での作品ならば、思っていることを強く伝えたい際には有効な方法です。
『困ってる人 見て見ぬふり まいねまいね』
『困ってる人 見て見ぬふり あかんあかん』byメッセージ研究室
オノマトペを活用する
オノマトペとは擬音語(声を文字で表した言葉)と擬態語(様子や感情などを文字で表した言葉)の両方を指す言葉といえます。
詳しくは割愛しますが、こうした言葉を用いることで表現するのに何ページも必要とする言葉のイメージやニュアンスを伝えることができます。
そして、ユニーク&オリジナリティな人権標語になることは間違いないでしょう。ちなみに先ほどご紹介しました効果音もオノマトペに含まれます。
『「ありがとう」 その言葉で 気持ちが ぴっかぴか』byメッセージ研究室
人権標語をユニークにするために大事なこと!
ここまで人権標語ユニークでオリジナリティの高いものにするコツを例とセットでみてきましたが、技法を取り入れるうえで大事なことをお伝えしておきますね。
●仕上げに十分な時間とる
ある程度、全体像が出来上がった段階での話にはなりますが、もっとも大事なのは、仕上げに十分な時間をとること!
≪やること≫
・語順の確認 ➡ 語順を入れ替えた方がよいか!&技法を取り入れたほうが読みごたえができる!etc
・リズムの確認 ➡ 五・七・五(・七・七)のリズム!
人権標語は真剣に向き合わなければならないもの。
技術に溺れないようにしましょう。「これだけ技法を用いている私って素敵じゃない?」とかもっての外。
実際にユニークな人権標語を作ってみたよ
さて、今までみてきたコツ(技法)を用いて実践してみましょう。
複数の技法を取り入れて【人権標語作成】にチャレンジしてみますね。
複数の技法を取り入れてみました
せっかくですのでリフレイン技法&取り合わせ&オノマトペを使ってみます。複数の技法を取り入れればよいということではありませんのでご理解くださいませ。
例)
人権標語の作り方はこちらでも解説しております。よければ参考にしてみてくださいね。

chat GPTを用いてみました
あくまで参考までにとお考え下さい!
「みんなでつなごう 平和の鼓動 多彩な声」
「愛と尊敬 ひとつになろう 多様な心」
キーワードを拾うのは・・・といえなくもないですが、こちらも意味の流れが少々難ありですね💦
最後に
今回は人権標語をユニークかつオリジナリティが高いものにするための特集となりました。
特にご紹介しましたコツは、1つ1つ拾っていけば同じような言葉でも全く違った自分らしい標語が作れるのではないでしょうか?
今まで以上に人権標語の表現の深さを感じることができまして楽しい時間となりました😊